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回帰

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回帰
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<人生の残夢整理>
フル回転で走ってきて部品の傷みは激しいが、もう少しは使用可能と思っている。
使い古しのクラシックカーのようなもの。
振り返ればやり残したこともあるもので、それをやったところで今後の役に立つわけではないけれど、中途半端が気になり始めた。
古びたエンジンで「残夢整理」の旅に出よう!

その残夢整理のひとつだった全国の私立美術館巡りの取材を始めることになった。縁あってある医薬品情報誌の社長と出会って2ページをもらった。

日本には国公立及び私立の美術館がおよそ1100館あると言う。 中でも私立の美術館には自らの財力によって、自らの目と情熱によって収集された美術品の数々が集められている。地方を旅すると、そうした優れた作品を収集展示した美術館との出会いを楽しみにしている。

美術館は、作品を鑑賞するだけの場所ではない。
個性的な建築に見とれ、ゆったりとした庭園の風景に慰められ、喫茶やレストランで日常と離れた空間でくつろぐ楽しみもある。


そんな美との出会いの旅を掲載させてもらっています。


「峰順一の私立美術館巡り」(メディカル・クオール)にて連載中

2010年
4月・5月号 笠間日動美術館
6月・7月号 ポーラ美術館
8月・9月号 五島美術館
10月・11月号 山種美術館
12月・1月号 太田記念美術館
2月・3月号 竹久夢美術館・弥生美術館

2011年
4月・5月号 徳川美術館
6月・7月号 大原美術館
8月・9月号 ひろしま美術館
10月・11月号 三井記念美術館
12月・1月号 松伯美術館
2月・3月号 向井潤吉アトリエ館

2012年
4月・5月号 ブリヂストン美術館

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タイトル 日 時
向井潤吉アトリエ館(下)
ここには失われてしまった故郷がある ...続きを見る

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2012/01/10 14:42
向井潤吉アトリエ館(上)
日本の原風景を描き続けた画家 ...続きを見る

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2012/01/10 14:40
松伯美術館(下)
親子三代日本画の新領域を拓く ...続きを見る

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2012/01/10 14:39
松伯美術館(上)
松園・松篁・淳之―親子三代の描く日本の美― ...続きを見る

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2012/01/10 14:34
ひろしま美術館(下)
愛とやすらぎの空間 ...続きを見る

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2012/01/10 14:32
ひろしま美術館 広島に鎮魂と平和への祈りを込めて
ひろしま美術館 広島に鎮魂と平和への祈りを込めて どこまでも青い空に閃光が走り、一瞬にして街は廃墟と化し、瓦礫の間を逃げ惑う人々が溢れた。昭和二〇年八月六日。その光景は長く語り継がれ、消えることはない。辛うじて原型を留めた産業奨励館のドームは灼熱の八月の空を仰ぐようにあの日を思い出させる。  それから一年の歳月が流れ、原爆ドームの川沿いに赤い爽竹桃の花が咲いているのに感動したひとりの銀行マンがいた。原爆で焼け野原となった街に咲いた神秘な生命力。毎年、夏を迎える頃見事な花を咲かせている。  ――夏雲や瓦礫の果てに紅い花―... ...続きを見る

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2011/05/10 15:55
大原美術館〜美の空間〜
大原美術館〜美の空間〜   ギリシャ建築を彷彿とさせる重厚な本館玄関前の両側にオーギュスト・ロダンの銅像がある。向かって右に「カレーの市民―ジャン=デール」、左に「説教をするヨハネ」である。この二体の銅像は児島虎次郎がパリのロダン美術館に交渉して特別に鋳造してもらったもので、大原美術館の顔として多くの来館者を迎えてきた。  その顔が消えてしまう運命に晒されたことがあった。太平洋戦争最中の一九四三(昭和十八)年夏、金属供出命令が出され、兵器製造に使われようとした。文化的遺産と言えども例外はなく、岡山県では岡山県... ...続きを見る

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2011/04/11 10:19
大原美術館〜私の眼には十年先が見える〜
大原美術館〜私の眼には十年先が見える〜  もう40年も前。一枚の絵の前で私は立ち尽くしていた。その絵から放たれる荘厳な、祈りにも似た瞬間であった。テレビのロケの合間に立ち寄った大原美術館にその絵はあった。聖処女マリアが雲に乗って現れた天使から神の御子を身ごもったと告げられる場面を描いたその名画は、エル・グレコの傑作《受胎告知》であった。そして、この絵には連合軍の空襲から倉敷の町を救ったと言う秘話が込められていた。  秘話と言うのはこうである。昭和七年、満州事変調査のため来日したリットン調査団の一部団員が大原美術館を訪れたとき... ...続きを見る

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2011/04/11 10:15
徳川美術館〜大名文化の結晶〜
徳川美術館〜大名文化の結晶〜  徳川政権の誕生によって長く続いた戦国期の戦乱が収まり、人々の生活の基盤が確かなものになり始めた。江戸時代の文化はこうした政治・社会の安定によって成熟していったと言えるだろう。文化の成熟に大名家の果たした役割は大きい。それはヨーロッパの文化に教会や貴族の果たした役割にも似ている。彼らは様々な美術・工芸職人たちのスポンサーとなって優れた才能を開花させた。それは大名文化の結晶とも言えるもので、美術・工芸職人たちの技術の高さ、成熟を伝えている。  徳川美術館に収蔵されている一万数千件に及ぶ諸... ...続きを見る

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2011/04/11 10:09
徳川美術館〜大名家の名宝〜
徳川美術館〜大名家の名宝〜  名古屋城の東、名古屋市東区徳川町にある徳川美術館は、尾張徳川家大曽根別邸のあったところに位置し、昭和六年(一九三一)、侯爵徳川義親の寄附により創立された財団法人徳川黎明会が運営する私立美術館で、昭和一〇年に開館した。収蔵品は御三家筆頭六十二万石の大大名・尾張徳川家に伝えられた「大名道具」を、第十九代当主・徳川義親侯がそっくりそのまま寄贈したもので、徳川家康の遺品を中心に、初代藩主・徳川義直(家康九男)はじめ歴代藩主の愛蔵品や、その家族が使用した諸道具類、およそ一万数千点に及ぶ膨大なもの... ...続きを見る

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2011/02/02 10:21
竹久夢二美術館・弥生美術館A
竹久夢二美術館・弥生美術館A 竹久夢二美術館・弥生美術館  〜詩人の魂を描いた夢二、大衆の心に生きた華宵〜  竹久夢二の絵の世界は漠然と「大正ロマン」と呼ばれ、夢二独特の作風は多くのファンを虜にしているのであるが、私には夢二の絵にどことなくあやうさのある印象を拭い去ることができない。それは、ずっと思い続けてきたもので、画家としての夢二の位置づけに迷いがあった。その頃の画壇では、フランス留学から帰国した黒田清輝や久米桂一郎が興した「白馬会」の藤島武二、岡田三郎助、和田英作らが活躍していた。夢二は岡田三郎助の助... ...続きを見る

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2011/01/10 16:06
竹久夢二美術館・弥生美術館 美と愛と悲しみ、そして、夢
竹久夢二美術館・弥生美術館  美と愛と悲しみ、そして、夢  待てど 暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ  哀調を帯びた、やるせないメロディが五感を震わせる。近代国家建設に邁進していた明治期を抜け出し、人々が漠然とした不安を身近に感じ始めた大正時代の、浪漫という美酒に一時の夢を託していた甘い香りが込められた歌である。大正浪漫を代表する画家・竹久夢二の「宵待草」は、楽譜の表紙を飾った夢二の絵とともに、全国津々浦々に広がり、夢二の名は当時の女性たちのあこがれの代名詞ともなった。  その夢二ゆかりの美術館が本郷台地・弥生の地にある。  本郷周辺... ...続きを見る

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2010/12/08 14:20
太田記念美術館A 珠玉の浮世絵コレクション
太田記念美術館A 珠玉の浮世絵コレクション   江戸庶民の暮らしぶりは知れば知るほど多種多様で、驚くほどの活力に溢れたものであった。江戸開府当時の田舎くささを払拭した江戸は、あらゆる階層、あらゆる職業の人々が混じり合った、世界でも有数の大都市であった。浮世絵はそうした江戸の町が爛熟期に入ったころに登場した庶民文化の豊かさの象徴であった。 当世風俗を題材にした浮世絵の前身とも言える近世初期風俗画は16世紀初めから17世紀中ごろにかけて京都を中心に、狩野派、土佐派などの絵師たちによって発展してきた。江戸時代に入ると徳川政権下の統制によって... ...続きを見る

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2010/11/16 10:58
江戸の彩り、江戸の香り〜太田記念美術館@〜
江戸の彩り、江戸の香り〜太田記念美術館@〜   漫画やアニメから抜け出してきたような若者ファッションで賑わう原宿・表参道のケヤキ並木から路地を入った閑静な場所に浮世絵専門美術館の太田記念美術館はある。外国人観光客にも人気の美術館で、12000点にも及ぶ浮世絵版画・肉筆画コレクションを所蔵展示している。  ドアを開けると下足箱がある。スリッパに履き替えて受付でチケットを購入する。図録や絵はがきなどが並んでいる。左側の壁に生涯を浮世絵の蒐集に情熱を注いだ故・太田清藏氏の写真。展示室に入ると、正面の床の間に肉筆画の展示。一段高い畳に上... ...続きを見る

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2010/10/06 21:51
私立美術館巡り 気品に満ちた日本画コレクション〜山種美術館〜
私立美術館巡り 気品に満ちた日本画コレクション〜山種美術館〜  炎が舞っているようであった。妖しい炎はゆらゆらと昇り、その炎に魅せられるように、あるいは吸い寄せられるように、蛾の群れが舞っている。その妖しさは四〇歳の若さで世を去った画家・速水御舟の魂の炎であるのかも知れない。すさまじい試行錯誤の末に生まれた《炎舞》(重要文化財)は御舟三一歳のとき、家族とともに約三ヶ月滞在した軽井沢で毎晩のように焚火をし、そこに群がる蛾を観察した中から生まれた作品で、初めての個展に出品された。 「もう一度描けといわれても二度とは出ない色」と自ら述懐している。それは... ...続きを見る

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2010/10/06 11:18
私立美術館巡り 忘れてしまったもの〜山種美術館〜
私立美術館巡り 忘れてしまったもの〜山種美術館〜  昨年秋、千代田区千鳥ケ渕から渋谷区広尾の新館に移転した山種美術館は、恵比寿駅から青山方向に向かう駒沢通り沿いにある。短冊状に連鎖した自然石の外観で、開放的なロビーが来館者を迎えてくれる。  山種美術館は1966年(昭和41年)7月、日本初の日本画専門の美術館として、日本橋兜町に開館した。相場の神様、山種証券創業者・山崎種二氏。  「小僧時代から今日まで本当にお世話になった下町の美術館として、その下町の皆さんには是非ともご覧頂きたいという念願が、いよいよ実現したのであります。嬉しくて... ...続きを見る

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2010/10/06 11:14
五島美術館A美術品の伝来に思いを馳せる
五島美術館A美術品の伝来に思いを馳せる  8月二八日から一〇月二四日まで開催される五島美術館開館五〇周年記念名品展「茶道具の精華」は、五島慶太翁が事業の傍ら収集した茶道具コレクションの名品で、約一二〇点を紹介している。しかも凝っているのは、展示室に五島美術館の庭園にある茶室(古経楼・松寿庵・冨士見亭)の床の間の原寸大模型をしつらえて、そこに「花生」「香合」「釜」「水指」「茶碗」「茶入」「茶杓」「懐石道具」などを展示する。茶会の場に居合わせたような気分に浸れる趣向になっている。その一部を紹介する。  「花生」には、千利休の旧蔵... ...続きを見る

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2010/09/29 14:03
私立美術館巡り 数寄者(すきしゃ)の遺した日本の古美術文化〜五島美術館〜
私立美術館巡り 数寄者(すきしゃ)の遺した日本の古美術文化〜五島美術館〜   武蔵野の雑木林の台地が多摩川に向かって深く傾斜する場所に五〇〇〇坪の敷地を持つ五島美術館がある。東急大井町線上野毛駅から徒歩で5分ほどの距離にある五島美術館は、一九六〇年(昭和三五年)に開館した。本館は、和洋建築の大家、芸術院会員・吉田五十八氏の設計で、平安時代の意匠を随所に取り入れた建物になっている。  東急電鉄の創業者五島慶太氏の四〇〇〇点にも上る貴重な古美術のコレクションを公開する美術館で、国宝五点、重要文化財五〇点が含まれる。慶太翁は開館の前年に世を去ったが半生をかけて収集し... ...続きを見る

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2010/06/25 10:27
私立美術館巡り〜ポーラ美術館A〜
私立美術館巡り〜ポーラ美術館A〜  降り注ぐ光のシャワーを自在に操り、光の中に浮かぶ風景や人物を描いた画家たちは、“印象派”と呼ばれる。ポーラ美術館はそうした“印象派”の作品を数多く所蔵している。ポーラ美術館の特徴を荒屋鋪透館長は、  「ポーラ美術館が所蔵している西洋近代絵画400点と日本近代洋画280点は美術史の上で重要な時代、作家の作品が網羅されていることです。西洋のモダン・アートと日本の近代洋画の流れをコレクションで辿ることができます。」と、語ってくれた。  美術史の上で重要な時代とは、1874年、パリで開... ...続きを見る

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2010/06/23 13:08
私立美術館巡り〜ポーラ美術館@〜
私立美術館巡り〜ポーラ美術館@〜  ひめしゃらの樹々の梢が初夏の陽光を浴びて、風に揺れている。新緑が眩しい箱根仙石原小塚山のふもと、ひめしゃらの森の中にポーラ美術館はあった。エントランスに向かうアプローチブリッジの両脇の樹々は建物の全体を包み隠し、初めて訪れる人にはその先にスケールの大きな美術館が潜んでいようとは及びもしないかも知れない。それほどにこの美術館は自然の中に溶け込んでいた。  「箱根の自然と美術の共生」と言うコンセプトで、2002年9月、ポーラ美術館は誕生した。ポーラの二代目社長だった故・鈴木常司氏が戦後4... ...続きを見る

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2010/06/23 13:00

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